久しぶりの更新となります。
今回は、この季節のお店を彩るピッタリな選曲をしていただきました。
右側のiTunesウィジェットにてお気に入りの1曲を是非見つけてください♪
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1.The Beach Boys – Our Prayer
聖なる静なる狂気、というものを感じさせないマジックがある圧倒的なハーモニー。エゴイズムがエゴイズムの束縛から解放されている、正に祈りの曲。
2.Hi-Gloss – You’ll Never Know (Instrumental)
アーバンR&Bの名曲のレアなインスト・ヴァージョン。歌詞なしで聴いていると、ハートに寄り添う肌理のあるウォームで官能的な演奏とアレンジがより際立って、この季節に沁みます。
3.Sam Smiths – Writing’s On The Wall
2015年の年末映画と言えば『007 Spectre』と『Star Wars』の2択だったと来年の年末は思い出すことは確実。シリーズの近年の傾向を踏まえた正統派ヴィンテージ・バラッドは、映画のスケール感と同調した音調が壮麗。
4.Vangelis – Memories of Green
いくら時代を経てもこの映画の未来描写を越えられない、もはや古典映画からのピアノ・バラッド名曲。
5.Chris Rea – Driving Home for Christmas
こちらは完全な定番ですが、この時期の彼の作品はソングライティング/ヴォーカル/演奏/アレンジ含め全てに滋味な脂がのっていて素晴らしい。
6.HNNY / Solsidan
すべての作品が今日的な浮遊感のあるエンドレス・メロウな作風で近年注目を浴びているスウェーデン出身トラックメーカーの新曲。絶妙なブレイク・ビーツ。
7.Prefab Sprout/Nightingales
ある種の都市生活者の魂の救済ソング・リスト、というものがあったら入っていてしかるべき曲なのでは。クリスマスチックなアレンジの12inch VersionはiTunesにないようなので、オリジナルを。
8.College & Electric Youth – A Real Hero
時代や場所によって人間の関係性もラヴソングも変わる。2010年代のハードボイルドの新しい”型”を示した『Drive』のサウンドトラックより。
9.White snake /Is this love
究極のストレートなラヴソングとも言えるメタル・バラッド名曲。オリジナルが何故かiTunesにないのでアレンジが近いライヴ・ヴァージョンを。
10.Mood Life – Needs (Not Wants)
ヨーロッパで未だに猛勢を振るうディープ・ハウス・リバイバルですが、今の新曲のような当時の曲というのはやはり数多くあり、このトラックとかは正にジャストではないでしょうか。
11.Robert Wyatt – Shipbuilding
音楽における至福の全てがある曲。感覚の喜びを超越した自由や奥行き、高みや慈しみを感じられる曲というのはなかなかない。
12.Chaos In The CBD – Midnight In Peckham
タイトルそのままに、現在のロンドンで音楽的に最も熱気のあるエリアの風景が浮かぶトラック。夜中のPeckhamに立たずむと、まだまだ路地裏は生きていると感じる事が出来る。
13.Chic – At Last I Am Free
Sister Sledgeのヴォーカルが素晴らしい人生バラッド。Robert Wyattの至極のカバーと聞き比べてみる事もおすすめします。
14.Donny Hathaway – This Christmas
ストレートな歓喜と瑞々しさに溢れたヴォーカルと演奏が余りに素晴らしいDonny Hathawayの70年作クリスマス・ソング。
15.The Pogues – Fairytale of New York
こちらは勇壮で高揚感のある演奏とヴォーカルに反して、複雑な環境の夢破れて年老いたカップルの事を歌ったクリスマス・ソング。やはり色々沁みます。
選曲/文:瀧見憲司
Select &Text by Kenji Takimi